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富士フイルムのカラークロームエフェクト機能
陰影のある色鮮やかな花のように、彩度が高く階調表現が難しい被写体において、従来よりも深みのある色再現、階調再現が可能です。
X-T3 製品特徴より引用
例えば彼岸花。
いざ写真を撮ってみると、赤色の絵の具で塗りつぶしたような写真になってしまいました…。思い描いていたものと違う…。
「確かに彼岸花は真っ赤だけど、もう少し立体感のある絵にしたい」
その手助けをしてくれるのがカラークロームエフェクト機能です(大雑把にいうと)。
通常はオフ。
「弱」と「強」の2パターンで設定可能。
撮影時はもちろん、RAWデータをカメラ内現像する際にも利用できる。
以降に載せるものはRAWで撮影した写真をカメラ内現像したもの。オフ、弱、強で比較しています。
カラークロームエフェクトを適用
作例の前に少しだけ脱線。
以前、Xキャラバンという富士フイルムのイベントに参加、GFX 50Rの開発者トークショーを聞く機会がありました。
GFX 50Rはカラークロームエフェクト搭載機。当然その話もあったわけです。開発者トークショーでは黄色や赤色の被写体を作例としていたので、ここでも同じように。黄色と赤色の作例を「オフ」「弱」「強」の比較でご覧ください。
黄色の作例


オフ|弱


オフ|強
公園に咲く菜の花を撮ってみました。
比べてみると一目瞭然。カラークロームエフェクトを適用することで階調豊かになり深みのある色合いに。
赤色の作例


オフ|強
私の愛するかき氷。
いちごを使ったかき氷はカラークロームエフェクトの作例にぴったりだよな、なんて思いながら撮っていました。
できあがった写真についてですが、オフは彩度が高く明るすぎる。のっぺりとした印象も。
強で現像した写真には立体感がありますよね。いちごの粒の周辺は特に。おかげでツヤが増し、より美味しそうに感じました。


オフ|強
とある劇場の椅子。
純喫茶にあるような、味わい深い赤色が特徴的。カラークロームエフェクト強の雰囲気最高じゃないですか?


オフ|弱
ベリーたっぷりのチョコ。
撮影後、美味しくいただきました。


オフ|強
奈良・春日大社にて。
御本殿を囲う回廊を撮影。
カラークロームエフェクトを適用することで深みのある赤色に。だけど実際に見た光景はオフの方が近い。赤色というより朱色だったので。
カラークロームエフェクトは必要か


オフ|強
オフはふんわり可愛い。
カラークロームエフェクトを適用するとハッキリとした印象。
好みの問題もあるので一概にどちらが良いとは言えません。
必要かどうか問われると、なくてもいいけど、あると楽しい。
楽しみ方の幅が広がるのは確か。